金持ちの銀行がジャンク債投資に前向き-日本株は少し売った

ブラジルの富豪ジョゼフ・サフラ氏 が保有するスイスのプライベートバンク、J・サフラ・サラシン銀行は 高利回り債の購入を考えている。米金融当局が利上げをした時に他の資 産に比べパフォーマンスが優れていると思われるためだ。

富裕層顧客担当の最高投資責任者(CIO)を務めるフィリップ・ ベアトシ氏(チューリヒ在勤)は、最近の売りで割高感が薄れた「高利 回り債について、ちょっと前向きになった」と述べた。「通常、米国で 金利が上がり始めても高利回り債は好パフォーマンスを維持する。当社 は来年の4-6月(第2四半期)の利上げ開始を見込んでいる」と続け た。

国際通貨基金(IMF)による世界経済見通し引き下げやウクライ ナと中東での紛争などでジャンク債相場は先月落ち込んだが、それでも 年初来のリターンは4.4%。

ベアトシ氏は「低格付け債は今の水準になって面白くなってきた」 と述べた。

同氏によると、サラシンは最近の上昇を受けて一部の株式売却を考 えている。S&P500種株価指数は17日に最高値を更新した。ベアトシ 氏は「リスクを減らして次の機会を待つことを考えている」とし、「10 月の下落の際に米国株と欧州株を幾らか購入したが、今は急反発した。 今から年末までに恐らく、少し利益を確定するだろう」と語った。

日本株

今月に入って日本株を幾らか売却したとも同氏は述べた。10月31日 の日本銀行の金融緩和拡大と年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF)の株買い増し方針を受けて、TOPIXは6年ぶり高値と なった。

ベアトシ氏は7月に、GPIFの買いが個人の株投資を促すだろう との見方から少なくとも5年ぶりに日本株を買い増していると述べてい た。

同氏は「相場が高値で推移しセンチメントが極めて楽観的な好調時 に幾分か利益を確定させるのは良いことだ」とし、「そうすれば、相場 がひどく下げた際のチャンスを生かすため使える現金が手元に確保され る」と語った。

サフラ氏はブラジル2位の富豪でブルームバーグ・ビリオネア指数 によれば資産は118億ドル。

原題:Billionaire’s Bank Likes High-Yield Debt as Buffer Against Fed(抜粋)

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