香港上場の有名企業、本土から買い集めず-予想外の展開

香港と上海の証券取引所による相互 取引の初日、香港に上場する一部の有名企業が中国本土からの買いを集 めず、ドイツ銀行やBNPパリバ、ゴールドマン・サックス・グループ の予想と異なる展開となった。

17日の香港証取では、本土投資家が買い入れるとアナリストが見込 んでいたテンセント・ホールディングス(騰訊)とHSBCホールディ ングス、ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集 団)の株価が下落。香港株の指標であるハンセン指数は1.2%安と、ほ ぼ1カ月ぶりの大きな下げで取引を終えた。

同日の証券接続を通じた香港株購入は17億7000万元(約340億円) と、海外投資家が買い入れた上海株の14%弱にとどまった。

UBSによれば、本土投資家の反応の薄さは、両証取による株式注 文の相互取り次ぎ開始に対する期待で、本土投資家がこれまで購入する ことができなかった業界大手の銘柄が既に大きく値上がりしていたこと が1つの理由。

メッセージアプリ「微信」を提供するテンセントとマカオでカジノ を運営するギャラクシーは相互取引開始日が発表されたことを受け、先 週7%を超える値上がりとなっていた。

UBSの中国株責任者、夏陽氏(上海在勤)は17日の電話インタビ ューで、「本土の投資家は明らかにバリュー狙いだ。本土に上場してい ない銘柄だというだけの理由で、買いを入れていない」と述べた。

ドイツ銀とゴールドマン、BNPはいずれも今月の調査リポート で、証取接続の恩恵を受ける銘柄としてテンセントを挙げていた。ドイ ツ銀はギャラクシーも勧め、ゴールドマンとBNP、クレディ・スイ ス・グループはHSBCが証取接続に伴い値上がりする公算が大きいと 言及していた。

原題:Lopsided Link Shows China Rejection of Hong Kong Stock Icons (1) (抜粋)

--取材協力:Kana Nishizawa、Billy Chan、Nikolaj Gammeltoft.

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