短国1年物入札、最高落札利回りが初のマイナス-需給逼迫反映

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財務省がきょう実施した1年物の短 期国債入札では最高落札利回りが初めてマイナスとなった。短国市場の 需給逼迫(ひっぱく)を反映している。

財務省の発表によると、発行額2兆5000億円程度の国庫短期証券 (TB)1年物の494回債入札で最高落札利回りはマイナス0.0009%と なった。全てマイナス金利で落札されたことになる。平均落札利回りも マイナス0.0029%と初のマイナス。応札倍率は8.02倍と前回10月15日実 施の6.59倍から上昇した。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、1年物の入札結果は予想以上に 強かったと指摘。「マイナス金利でも海外投資家の需要はあるが、やは り増額が見込まれる今週末の日銀買いオペに向けて在庫を確保したディ ーラーが多かったのではないか」と説明した。「日銀が年末に向けてマ ネタリーベースの積み上げを前倒しで進めているため、今月は日銀の買 い入れ残高が前月より増える見通しで、足元の需給は締まっている」と 話した。

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