武田に1800万円補償的賠償金-アクトス書類破棄と米陪審判断

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武田薬品工業の糖尿病治療薬「アク トス」の服用が原因でぼうこうがんを発症したとして米国の男性が同社 を訴えていた裁判で、米ウェストバージニア州の州地方裁判所陪審は17 日、同社がアクトス関連の書類を破棄したとする原告の主張を認め、同 社に15万5000ドル(約1800万円)の補償的損害賠償の支払い義務がある と認定した。

武田を訴えたのは元パン屋従業員のリチャード・マイヤーズさん。 陪審は約3時間にわたる評議の後、武田がアクトスの開発とマーケティ ングに関するファイルを意図的に破棄したとの判断を下した。原告側弁 護士のマイケル・ミラー氏が取材で明らかにした。

マイヤーズさんはアクトスに関連するぼうこうがんのリスクについ て武田が適切な警告を怠ったと主張。ミラー氏によると、この主張を証 明できる可能性があった証拠の入手を組織的な書類破棄によって阻止さ れたと陪審は判断した。

ブルームバーグ・ニュースのデータによれば、アクトス服用者で裁 判に持ち込んだのはマイヤーズさん(71)で8人目で、陪審によって損 害賠償の支払い義務が認定されたのは5人目となる。

武田の米子会社のケネス・グライスマン法律顧問は電子メールで、 同社がアクトス関連書類を故意に破棄したとする判断について「控訴を 含む選択肢を検討している」とコメントした。

(更新前の記事は第1段落の損害賠償の金額を訂正済みです)

原題:Takeda Ordered to Pay $155,000 Over Destruction of Actos Files(抜粋)

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