失望が日常化した世界経済-G20宣言後に日本GDPショック

20カ国・地域(G20)首脳会議は週 末、世界の景気回復を押し上げるためにできる限り全てのことをすると 約束した。日本が予想外に2四半期連続のマイナス成長になったこと は、この目標の達成の難しさをあらためて示している。

G20首脳は2018年までにG20全体の国内総生産(GDP)を2兆ド ル(約230兆円)引き上げることをうたった首脳宣言を採択。それか ら24時間も経たないうちに、日本の内閣府は7-9月期GDPが前期比 年率1.6%減となったと発表した。

失望は世界経済にとって日常茶飯事となりつつある。国際通貨基金 (IMF)は先月、14年の世界成長率予想を引き下げた。下方修正は13 年1月以降6回目。成長減速で政策当局への圧力がさらに強まると見込 まれているが、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が金融緩和の限界 を押し広げている一方で、各国政府は支出拡大に消極的だ。

米国みずほ証券のチーフエコノミスト、スティーブン・リチュート 氏は、「人々は各国・地域の経済の力強さを読み間違えている」と指 摘。「金融政策は過剰供給の世界に対応することはできない。適切な財 政政策が必要だが、世界で適切な財政政策が実施されているところはな い」と述べた。

日本のマイナス成長を受け、JPモルガン・チェースは7-9月の 世界成長率見通しを2.8%から2.6%に引き下げた。JPモルガンのシニ アグローバルエコノミスト、ジョゼフ・ラプトン氏は「失望はかなり広 範にわたっている」と分析した。

原題:Disappointment Becomes Norm for Global Growth as Japan Contracts(抜粋)

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