「デカップリング」説復活も、米株高の終わりは時間の問題か

「デカップリング」という流行語が 復活しつつある。

これが前回もてはやされた時には、2008年の米金融危機の痛手にも かかわらず新興市場は躍進を続けることができるという希望的観測を表 現する言葉として使われた。今回は日本経済の予想外の2期連続マイナ ス成長に象徴されるように、他国の大部分のさほどばら色でない見通し にもかかわらず、米国の好調な株式リターンと経済見通しが持続すると の期待感を記す言葉として使用されている。

数字に関しては、米国では15年の経済成長率予想の平均が3%で安 定する中でS&P500種株価指数が今年は10%余り上昇。一方、欧州や 中国などの成長率予想は下方修正されており、MSCIオールカントリ ー・ワールド(米国除く)指数はドルベースで5%近く下落している。 さらに、グーグル・トレンドでは「デカップリング」という言葉への関 心は前回のリセッション(景気後退)以来の高水準にある。

スターン・アジー・アンド・リーチのチーフ市場テクニシャン、カ ーター・ワース氏は17日付の顧客向けリポートで、米国株と世界の株式 のリターンが分岐する状況は「多くを物語り、当惑させられることであ り、痛ましい」と指摘。その上で、「米株高の終わりは時間の問題であ り、われわれの見方では『デカップリング』という状況は存在しない」 とも述べ、「われわれは総じて売り手だ」と付け加えた。

原題:Decouple Back as Buzz Word as U.S. Stock Rally Hangs in Balance(抜粋)

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