欧州株:上昇、一時の下げ消す-ドラギ総裁が国債購入に言及

17日の欧州株式相場は一時の下げを 消し、1週間ぶりの大幅高となった。欧州中央銀行(ECB)のドラギ 総裁が資産購入プログラムに国債が含まれ得ると言明したことが手掛か り。

ストックス欧州600指数は前週末比0.5%高の337.25で終了。日本経 済の予想外のリセッション(景気後退)入りを受け、一時は0.8%下げ ていた。日本の7-9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比 年率で1.6%減と、2四半期連続のマイナス成長となった。

ドラギ総裁はこの日、欧州議会で証言。見通しが悪化した場合に ECBが取り得る行動の一つとして、国債購入を明示的に挙げた。

J・サフラ・サラシン銀行(チューリヒ)のストラテジスト、アレ ッサンドロ・ビー氏は電話で「本格的な量的緩和(QE)に向けたさら なる一歩だ」とし、「このような刺激策を市場は歓迎する。ドラギ総裁 が国債購入の可能性に言及するだけで、不透明感が和らぐ。問題はいつ 実現するかだが、われわれはECBが2015年1-3月期に始めるとみて いる。欧州の相場を引き続き支えているのは明らかに中銀だ」と語っ た。

この日の取引では、業種別19指数のうち18指数が値上がり。銀行株 がストックス600指数の上昇に最も大きく寄与した。ドイツの医薬・化 学品メーカーのメルクは3.2%上昇し、スペインの再生エネルギー会社 アベンゴアは23%急伸となった。一方、スイスの補聴器メーカー、ソノ バ・ホールディングは1%下げた。

原題:European Stocks Rise After Draghi Comments on Government Bonds(抜粋)

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