英中銀、インフレの下振れリスクを注視-総裁とホールデン氏

イングランド銀行(英中央銀行)の カーニー総裁とチーフエコノミストのアンディ・ホールデン氏は、イン フレの下振れリスクを注視していることを示唆した。

カーニー総裁は16日付の豪紙オーストラリアンとのインタビュー で、「欧州を中心とする貿易相手国からディスインフレ圧力を受けてお り、商品相場は急落している」と指摘。ホールデン氏は同日公表の講演 テキストで、消費者物価指数(CPI)の上昇率はイングランド銀の目 標を下回る伸びにとどまっており、展開を見守っていると述べた。

イングランド銀は12日公表した四半期物価報告で、世界経済の停滞 と欧州の低迷を理由に成長率とインフレ率の見通しを下方修正。6日の 金融政策委員会(MPC)では政策金利を過去最低の0.5%に据え置く ことを決めた。カーニー総裁は同インタビューで、労働市場のスラック (たるみ)などの問題を考えれば低水準の借り入れコストは正当化され るとの認識を示した。

9月のCPIの上昇率は前年同月比1.2%に鈍化。同中銀の目標で ある2%を9カ月連続で下回った。

ホールデン氏は「これまでのところ、英国のインフレ期待は安定し ており、2-3年かけて目標に戻るというのが中心的な見方だ」と説 明。ただ、インフレ動向には慎重な対応が必要だとも語った。

原題:Carney Sees Disinflationary Forces as Haldane Takes Dovish View(抜粋)

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