欧州債:イタリア債が3日ぶり上昇、ECB措置への期待で

14日の欧州債市場ではイタリアとス ペインの国債が3日ぶりに上昇した。欧州中央銀行(ECB)による国 債購入の可能性に政策委員会メンバーのノワイエ仏中銀総裁が言及した ことが手掛かり。

アイルランド10年債利回りは過去最低を付けた。ドイツの7-9月 (第3四半期)経済はかろうじてのプラス成長で、ECBが量的緩和に 踏み切るとの見方が強まった。ブルームバーグ端末利用者を対象にした 四半期調査「ブルームバーグ・グローバル・ポール」によれば、回答者 の3分の2近くがユーロ圏経済は弱まっているとし、89%がディスイン フレやデフレの脅威がインフレよりも強いと答えた。

KBCバンクの債券ストラテジスト、マティアス・ファンデルユフ ト氏(ブリュッセル在勤)はECBが国債を購入するとの観測で「周辺 国債の需要は引き続き支えられている」とし、「ECBがその可能性を 残す限り、相場は底堅いだろう」と述べた。

ロンドン時間午後4時29分現在、イタリア10年債利回りは前日比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.35%。前日までの 2営業日で4bp上げていた。同国債(表面利率2.5%、2024年12月償 還)価格はこの日、0.23上げ101.445。同年限のスペイン国債利回りは 1bp下げて2.13%。

アイルランド10年債は7日続伸。一時は利回りが3bp低下 の1.571%と、これまでの最低を付けた。

ノワイエ総裁は仏紙レゼコーとのインタビューで、ECBは政策の 効果が出ていないと判断すれば、国債や社債を購入することが可能だと 語った。

ドイツ10年債は4日続伸で、利回りは1bp低下の0.79%。前週末 比では3bp下げた。独連邦統計庁の発表によると、第3四半期の国内 総生産(GDP)速報値は前期比0.1%増にとどまった。

原題:Italy’s Bonds Rise With Spain’s as Official Signals ECB Stimulus(抜粋)

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