ウクライナ情勢はコントロール不能に陥る恐れ-米国連大使

米国のパワー国連大使は13日、ウク ライナ危機はコントロール不能に陥るリスクがあるとの見解を示した。 一方、欧州首脳の間では反政府武装勢力への支援を理由に対ロシア制裁 を強化するかどうかで意見が一致していない。

パワー大使はウクライナ国内の反政府勢力支配地域で軍車両が増え つつあり、ドネツクの空港への砲撃が拡大していると指摘。ロシアは9 月5日の停戦合意への違反をやめなければならないと記者団に話した。

北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のブリードラブ最高司令 官は12日、ロシアの部隊が軍装備品と共にウクライナに侵入しているの を確認したと発言。ウクライナのクリムキン外相は13日のブルームバー グテレビジョンのインタビューで、攻撃を予想しているかとの問いに対 し、「当然のことながら備えている」と答えた。一方、ロシアのプーチ ン大統領は軍の関与を否定している。

パワー大使は「ウクライナ情勢が制御不能になる恐れがあるかとい えば、イエスだ。そのリスクはある」とした上で、「極めて悩ましい時 期だ」と述べた。

ウクライナ政府と親ロシア派勢力は相手側が新たな攻撃を準備して いると非難し合っており、不安定な停戦合意が成立する前の戦闘状態に 戻る恐れがある。

原題:U.S. Envoy Says Situation in Ukraine May Spin Out of Control (1)(抜粋)

--取材協力:Thomas Penny、Stepan Kravchenko、Birgit Jennen.

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