欧州債:スペイン物価連動債にも旺盛な需要-リターン追求で

13日の欧州債市場では、スペインが 実施した10年物インフレ連動債の入札が順調だった。ユーロ圏では通常 国債の利回りが既に過去最低を付けており、低インフレの状況にも関わ らず、高リターンを求める投資家からの需要が旺盛だった。

同入札では落札利回りが前回を下回った。欧州中央銀行(ECB) がこの日公表した景気予測専門家調査の結果によれば、ユーロ圏のイン フレ率見通しは2016年の予想まで下方修正された。イタリアは60億ユー ロ相当の国債を入札で発行。流通市場での国債はほぼ変わらずだった。

ソシエテ・ジェネラルの債券ストラテジスト、ホルヘ・ガラヨ氏 (ロンドン在勤)は「超低利回りの環境下で、投資家らは喜んでスペイ ンとイタリアの債券を保有する」とし、「インフレ連動債は通常国債と 比べてそこそこのリターンを提供している」と語った。

ロンドン時間午後4時18分現在、スペイン10年債利回りは前日比2 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.13%。同国債(表 面利率2.75%、2024年10月償還)価格は0.175下げ105.53。同年限のイ タリア国債利回りは2.36%となった。

スペインは2024年11月償還のインフレ連動債13億9000万ユーロを平 均利回り0.859%で発行。前回の7月10日の入札での利回りは1.459%だ った。

インフレ期待を示すスペイン10年物の国債とインフレ連動債の利回 り格差(ブレークイーブンレート)は3bp低下と、4日連続で下げ た。

ドイツ10年債は3日続伸し、利回りは1bp下げて0.80%。先月16 日には過去最低となる0.715%を付けた。

原題:Spain Shows Investors Seek Higher Yields Amid Subdued Inflation(抜粋)

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