サッカーW杯、カタールとロシア開催は妥当-FIFA内は対立

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国際サッカー連盟(FIFA)は13 日、ロシアとカタールがサッカーワールドカップ(W杯)大会をそれぞ れ2018年と22年に開催するのは問題ないとの判断を明らかにした。大会 招致に絡んだ不正疑惑についての調査結果を検証したところ、著しい違 反を示す証拠はなかったと結論づけた。

ただ、調査を率いた元米検事正マイケル・ガルシア氏は電子メール で、13日公表されたサマリー報告には「著しく不完全かつ誤った事実認 識や結論が数多く」含まれているとし、FIFAの控訴委員会に不服申 し立てをする方針を示した。

このサマリー報告によれば、FIFA倫理委員会は調査の結果、18 年と22年の開催地を決める10年12月の投票を前に一部の開催希望国が過 剰な贈り物をしたり便宜をはかった事実はあったものの、開催地選考プ ロセスをやり直すほどの違反ではなかったと判断した。

調査結果を検証した同委のハンスヨアヒム・エカート氏は「こうし た出来事が開催地決定プロセス全体に及ぼす影響は、選考やり直しは言 うまでもなく決定プロセスへの逆戻りを必要とさせる程度でもなかっ た」と説明した。

18年大会をめぐっては、イングランドのほか、共同開催を提案した オランダとベルギー、そしてスペインとポルトガルもロシアに敗れた。 カタールは22年大会開催国に選ばれようと多額の資金を投じ、元フラン ス代表のジネディーヌ・ジダン氏やバルセロナFC元監督のジョゼッ プ・グアルディオラ氏らを招致活動に起用するなどしていた。

ガルシア氏は調査結果を9月にFIFAに提出。証言者の氏名など 全容の公表を求めたのに対し、エカート氏に退けられたという。

原題:FIFA Investigator to Appeal World Cup Report Clearing Qatar (2)(抜粋)

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