バークレイズは土壇場で合意見送り-NY当局参加拒否が理由

英銀バークレイズが外国為替市場の 指標レート操作をめぐり米英・スイス当局との合意を土壇場で見送った のは、ニューヨーク州金融サービス局のロースキー局長が決着を拒否し たためだ。事情に詳しい関係者の1人が明らかにした。米銀シティグル ープやJPモルガン・チェースなど6行は、合計で約43億ドル(約4980 億円)の制裁金支払いに同意した。

非公開情報であることを理由に別の関係者が匿名を条件に語ったと ころでは、ロースキー局長は為替レート操作に関する調査の決着で十分 厳しい処分が科されないと判断し、金融サービス局独自で調査を継続す ることを決めた。

ロースキー局長はさらにバークレイズの行為の経過観察を行う監視 役として、デリバティブ(金融派生商品)専門のコンサルタント会社デ ボン・キャピタルを起用した。同社のパートナー、ジョン・パドルノス 氏が事実関係を確認した。

バークレイズは為替レート操作問題の決着に向けて米英・スイス当 局と協議を進めてきた銀行の中でニューヨーク州から銀行免許の交付を 受ける唯一の銀行であり、特異な立場にある。関係者によれば、ロース キー局長は先週の段階で、他の監督当局と銀行との間の合意にニューヨ ーク州金融サービス局が加わらないとバークレイズに通告したという。

米国の制裁対象国との違法取引で訴追されたフランス最大の銀行 BNPパリバは、米ドル決済業務を一部禁止する処分を受けたが、ロー スキー局長の意向が強く働いたとされる。

原題:Barclays Pressed by New York’s Bank Regulator in Currency Probe(抜粋)

--取材協力:Richard Partington、Stephen Morris、Suzi Ring、Liam Vaughan、Jesse Hamilton、Silla Brush.

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