ジャンク債は復活か、ゴールドマンとアライアンスBが対立

ジャンク債(高リスク・高利回り 債)市場の不振をめぐり、ゴールドマン・サックス・グループとアライ アンスバーンスタインは異なる解釈を示している。

ゴールドマンのアナリストは、ジャンク債のアンダーパフォーマン スに意味はあまりなく、米経済の成長や中央銀行の景気刺激策からの恩 恵を受けて近く不振から脱却する可能性があると予想する。一方、アラ イアンスバーンスタインはデフォルト(債務不履行)が増加するとし て、最近の価格下落を明らかな買いの好機とは捉えないよう投資家に警 告している。

アライアンスバーンスタインのグローバルクレジット責任者、アシ シュ・シャー氏は今月10日のリポートで「サイクルの今の時点で利回り を追求することは危険だと思う。向こう1年のリターンでこのリスクが 正当化されるとは思えない」と述べた。

米ジャンク債は「フロス(泡)」化や世界経済減速の懸念を背景 に、国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が過去5カ月に1ポイ ント近く拡大。3年間のリターンは米国株と比較すると2000年以来最悪 となるペース。今年はより格付けの高い社債にも後れを取っている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数データによ れば、ジャンク債の今年のリターンはプラス4.7%、投資適格級債のリ ターンはプラス6.7%。S&P500種株価指数はプラス12.2%だ。

一方、ゴールドマンは高利回り債トレーダーが経済見通しに悲観的 になり過ぎていると見る。

ゴールドマンのアナリスト、チャールズ・ヒメルバーグ氏は12日付 リポートで「世界景気の減速リスクが現実となったとしても、非常に多 くの中銀が大規模な金融緩和策を実施している状況でリセッション(景 気後退)の環境に至ることは極めてまれだろう」と述べ、「債券市場で は依然として利回りが追求されているため、高利回り市場が冷遇され続 けるとは思えない」との見方を示した。

原題:Junk Recovery? Goldman Says Yes as AllianceBernstein Sees Pain(抜粋)

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