PIMCO:10月に旗艦ファンドで米政府関連債の保有比率下げ

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米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)は共同創業者のビル・グロース氏が退 社した直後の10月に、旗艦ファンドで米国債と米政府関連債の組み入れ 比率を1年ぶりの低水準に減らした。

PIMCOがウェブサイトで12日公表したデータによると、グロー ス氏が9月26日に同社を去るまで運用していた「トータル・リターン・ ファンド」(運用資産1709億ドル=約19兆7500億円)は10月に政府関連 債の保有比率を35%と、昨年9月以来の水準に引き下げた。今年9月 は38%、8月は41%だった。同ファンドで最大の割合を占めるこのカテ ゴリーには米国債や政府機関債、金利スワップ、インフレ連動債が含ま れる。PIMCOは毎月の保有変動についてコメントしていない。

一方、新興市場債の組み入れ比率は16%と、2006年9月以降最高の 水準に引き上げた。今年9月は10%、8月は9%だった。

PIMCOはグロース氏の突然の退社後、投資家の動揺を落ち着か せ解約食い止めに努めている。9月と10月で、トータル・リターン・フ ァンドの資金流出額は計510億ドルに達した。

トータル・リターン・ファンドはグロース氏の下で期間が短めの米 国債に投資したが、こうした債券は今年、期間が長めの債券を下回るパ フォーマンスとなっており、トータル・リターンの運用成績は今年、同 種ファンドの大半に後れを取っている。ブルームバーグ米国債指数によ ると、期間が10年以上の米国債は年初から今月11日までのリターンがプ ラス17.87%だったのに対し、期間1-5年の米国債はプラス1.25%に とどまった。

原題:Pimco Reduces Government-Related Debt in First Month After Gross(抜粋)

--取材協力:Cordell Eddings.

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