英中銀:成長率見通しを下方修正-インフレ率1%弱に低下も

イングランド銀行(英中央銀行) は12日、成長率見通しを下方修正した。ユーロ圏の景気低迷が英経済へ の重しとなっているためで、インフレ率が数カ月で1%弱に低下する可 能性も指摘した。

カーニー総裁率いる英中銀は同日公表の四半期物価報告で、国内総 生産(GDP)成長率が2015年は2.9%、16年は2.6%と予想。8月時点 ではそれぞれ3.1%、2.8%と見込んでいた。インフレ率については3年 かけて2%の目標に戻るとみている。利上げ開始は2015年遅くまであと 1年近くはないとする投資家予想を実質的に裏付ける形となった。

英中銀は報告で、「中心的な見方は8月時点よりもやや弱い。悪化 した世界見通しと民間部門の内需減退を反映している」とし、「主な下 振れリスクはユーロ圏での経済活動の弱さに起因し、英国からの輸出へ の重しとなる」と分析した。

中銀はまた、インフレ率が6カ月以内に1%を一時的に下回る「大 きな確率がある」との見方を示した。これが現実となった場合、カーニ ー総裁にはオズボーン財務相に書簡で説明する義務が生じる。

同行はインフレ率見通しを14年は1.2%、15年は1.4%とし、それぞ れ従来予測の1.9%と1.7%から引き下げた。16年の予測は1.8%で据え 置いた。

原題:BOE Cuts U.K. Forecasts as Risks From Euro Area Crystallize(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton.

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