フィラデルフィア連銀総裁:データ次第との文言で明確性向上

米フィラデルフィア連銀のプロッサ ー総裁は10月の連邦公開市場委員会(FOMC)の声明に追加された文 言について、金融政策が経済指標にどう反応するかをより良く示し、透 明性向上に向けた「始まりになる」との認識を示した。

10月29日のFOMC声明では、資産購入終了後も「相当な期間」に わたって低金利を維持する方針を堅持する一方、経済が上向けば早めに 利上げし、改善しない場合は低金利を維持するとの内容が加わった。

プロッサー総裁は12日にロンドンで講演。事前に準備した講演テキ ストで総裁は、市場に予想より早期の利上げに備えさせる必要があると 指摘した上で、新たな文言はその方向への第一歩だと述べた。

同総裁は「FOMCは、経済がその目標に向けて予想よりも速く前 進した場合には利上げが早まり、進展が遅ければ利上げが遅れる可能性 があることを明言した。これは効力ある文言であり、委員会の政策意図 はデータ次第であることを明確にしている」と指摘。声明のこうした変 更は、フェデラルファンド(FF)金利の「誘導目標の引き上げ決定が データ次第になること強調し、明確性を高めた」と論評した。

このほか、事実上のゼロ金利政策の維持が危険である理由として、 インフレを煽り、新たな資産価格バブルを誘発する恐れなどを挙げた。

同総裁は年内と来年の米経済成長率を従来と同じ約3%と予想。イ ンフレ率は当局の目標の2%を下回っているが、「その差は徐々に埋ま りつつあるようだ」と述べた。

原題:Plosser Calls Fed Data-Dependence Words a Step to More Clarity(抜粋)

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