不動産株の上昇目立つ、消費税増税の先送り観測-恩恵を期待

12日の東京株式市場で、不動産業指 数が東証1部33業種で上昇率トップ。個別では、前日午後に今期利益計 画を上方修正した住友不動産が値上がり率上位に並んだ。

この日のTOPIX不動産業指数は一時前日比4%高の1730.63ま で上昇、4日以来の高値を付けた。住友不は一時7%高、三菱地所は 同4.2%高、三井不動産は同3.2%高など。

大和証券の野間口毅株式ストラテジストは、「8%への増税が予想 以上に景気へのダメージが大きかったため、再増税すると景気が悪くな るリスクがあると海外投資家は考えていた」と指摘。再増税の先送りと なれば、「リスクが軽減される」とし、増税先送りが株価にプラスと捉 える投資家が不動産株を買っている、との見方を示した。

野間口氏は、「不動産は個人にとって最も大きな買い物」であると し、「消費税増税が先送りになれば、消費が喚起されて購入が増えると の期待がある」と言う。

産経新聞は、安倍晋三首相が月内に衆議院を解散し、12月中に総選 挙を断行する意向を固めたと報じた。消費税率10%への再引き上げは、 1年半後の17年4月に延期する方針を決定したなどとしている。

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