APEC、域内の自由貿易圏目指すことで合意-首脳宣言

北京で開催されていたアジア太平洋 経済協力会議(APEC)首脳会議は11日、域内の自由貿易圏実現に向 け取り組む合意を盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕した。議長を務め た中国の習近平国家主席は貿易圏が実現すれば歴史的な達成になると述 べた。

21の加盟国・地域から成るAPECの首脳は「可能な限り早期のア ジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の最終的な実現へのコミットメン トを確認」したと宣言。実務担当者はFTAAPの戦略的研究を始 め、2016年末までにその結果を報告する。

習主席は域内における米国の影響力に対抗する取り組みの一環とし て、8年前に初めて提案されたFTAAPの実現を目指している。会議 の全期間を通じて中国の経済的影響力増大を強調してきた習主席は、主 要な貿易ルート沿いでインフラ整備のため巨額の資金を投じるとも表明 している。

オバマ米大統領が米国の経済的・戦略的関与のバランスをアジア重 視へと修正しようとする中で、今週の会合で見られた異なる貿易協定案 の競合は米中間の主導権争いを浮き彫りにした。オバマ大統領は中国の 自由貿易協定への取り組みに歓迎の意を示したが、前日には世界2位の 経済大国である中国が参加しない環太平洋連携協定(TPP)の交渉に 触れ、TPPを称賛していた。

原題:Xi Wins Leaders’ Support for Road Map on Asia-Pacific Trade Pact(抜粋)

--取材協力:David J. Lynch.

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