原油市場新秩序:OPECの選択肢は価格決定力か市場シェア

石油輸出国機構(OPEC)が27日 にウィーンで開く総会で協議するのは減産するかどうかについてだけで はない。過去数十年間にわたって原油市場で行使してきた影響力を維持 するために闘うかどうかを選択する必要がある。

フランスのソシエテ・ジェネラルは、原油価格下落による打撃を受 けているOPECは、減産によって市場に再び影響力を示し、米国のシ ェールオイル生産会社に市場シェアを譲る可能性があると指摘。一方、 米ゴールドマン・サックス・グループによると、価格下落によって北米 のシェールブームが抑制されるかどうかを注視しつつ、価格決定力をテ キサス州とノースダコタ州で操業する掘削会社に譲り渡し「原油市場の 新秩序」を受け入れる可能性もある。

ソシエテ・ジェネラルの石油市場調査担当責任者、マイク・ウィッ トナー氏(ニューヨーク在勤)は「このような転機を迎えるのは数十年 ぶりだ。OPECは原油市場での役割を放棄するだろうか。サウジが示 唆している通りの行動に出て、過剰生産の解消を市場任せにするのが不 適切なのは確かだ」と述べた。

シェール層掘削により米国の原油生産が30年ぶりの高水準に増加す る一方、世界の需要の伸びが鈍化したため、原油価格は10月に弱気相場 入りした。

原題:OPEC’s Choice Is Pricing Power or Sales in New Oil Order: Energy(抜粋)

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