個別銘柄:富士フイルム高い、シチズンH急伸、ホンダは軟調

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きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

富士フイルムホールディングス(4901):前日比3.2%高の3837 円。11日午後に2014-16年度の中期計画を発表。配当と自社株買いを通 じ、3年で2000億円強を株主に還元することや、16年度の営業利益目標 を過去最高の2200億円とすることなどを明らかにした。また、ドイツ証 券では10日付で目標株価を4000円から4500円へ引き上げた。

シチズンホールディングス(7762):11%高の846円で、東証1部 の値上がり率2位。15年3月期営業利益見通しを270億円から前期 比17%増の277億円に上方修正した。円安が寄与する。ブルームバー グ・データによる事前予想は273億円だった。ゴールドマン・サックス 証券では7-9月利益は想定以上で、悪材料が重なった上期が業績の底 として目標株価を900円に引き上げた。

住友金属鉱山(5713):4.9%高の1602円。15年3月期経常利益見 通しを1120億円から前期比36%増の1550億円に上方修正した。非鉄金属 価格の上昇などが要因。年間配当予想は従来の35円から48円に引き上げ た。メリルリンチ日本証券では上期業績、通期修正幅、配当増額幅は想 定以上でポジティブサプライズだとし、下期計画は保守的で再度上振れ が予想されるなどとして目標株価を2100円に引き上げた。

千代田化工建設(6366):7.6%高の1171円。11日発表した4-9 月営業利益は前年同期比12%減の98億円だった。ただ、市場予想であ る68億円ほど落ち込まなかった。4-9月受注は前年同期比6.1倍 の5876億円へ増加した。

ホンダ(7267)、タカタ(7312):ホンダが1.6%安の3532円、タ カタは2.9%安の1143円。タカタが約10年前の検査でエアバッグの欠陥 を把握しながら記録を破棄したと主張する消費者8人が、ロサンゼルス の米連邦地裁に集団訴訟を起こした。訴状によれば、タカタのほか、リ コール対象車の大部分を製造したホンダも集団訴訟の被告とした。

サンドラッグ(9989):8.6%安の4735円。4-9月の売上高は前 年同期比2.4%減、営業利益は20%減の109億円だった。消費増税前の駆 け込み需要の反動、天候不順などでドラッグストア事業が不振だったこ とが響いた。みずほ証券では、四半期営業利益で消費増税後の反動減が 厳しかった4-6月より7-9月の落ち込み幅が拡大している点はネガ ティブサプライズだと指摘した。

島津製作所(7701):10%高の1069円。4-9月営業利益は前年同 期比27%増の100億円だった。SMBC日興証券では上期営業利益はコ ンセンサス比上振れでポジティブと評価。会社側では年間配当計画を10 円から13円に引き上げた。また、認知症の症状が出る前に血液でアルツ ハイマー病の前兆を捉える検査法を開発したと、同社らのチームが11日 付の日本学士院発行の専門誌に発表したと共同通信などが伝えた。

ゼンショーホールディングス(7550):4.8%安の950円。15年3月 期営業損益予想を80億5500万円の黒字から17億7400万円の赤字に下方修 正した。牛丼チェーン「すき家」での利益損失拡大や牛肉など食材価格 の高騰を見込んだ。8円だった年間配当予想は無配に修正。

堀場製作所(6856):3.5%安の3920円。7-9月営業利益は前年 同期比13%減の21億4000万円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー 証券では、同証事前予想35億円や市場コンセンサス29億円を下回り、今 回の決算が株価に与える影響はネガティブと指摘した。

住友ベークライト(4203):5.6%安の421円。きのう午後に発表し た上期決算を受け、ゴールドマン・サックス証券では7-9月利益は想 定以下だと指摘。クオリティオブライフ(QOL)事業の収益予想を引 き下げ、15年3月期営業利益予想を106億円から102億円に、来期を117 億円から112億円に下方修正した。

ヤクルト本社(2267):5.6%高の6400円。みずほ証券は決算と説 明会を踏まえ、投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。国内飲 料食品で手薄だったコンビニエンスストアなど成長チャネルへの対応や 商品・価格政策の強化で営業利益の維持・拡大に取り組む考えが示さ れ、戦略転換の兆しなどを評価した。新たな目標株価は7200円。

SCREENホールディングス(7735):4.5%高の696円。15年3 月期営業利益見通しを112億円から147億円に上方修正した。半導体機器 事業の受注回復を見込む。ブルームバーグ・データによる市場予想 は125億円だった。

今仙電機製作所(7266):13%安の1650円と、東証1部値下がり率 1位。11日午後に15年3月期業績予想を下方修正した。営業利益は従来 の69億円から50億円となる見通しで、増益率は前期比7.3%増へ鈍化す る。国内や中国で得意先メーカーからの受注減少が見込まれることが響 く。

西日本シティ銀行(8327):7.1%高の331円。発行済み株式総数 の2.13%にあたる1700万株、50億円を上限に自己株を取得すると発表。 取得期間は11日から15年3月24日まで。同時に4-9月の実績を踏ま え、15年3月期純利益予想を200億円から220億円(前期比8.4%減)に 上方修正した。

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