東電:三井住友銀など主要金融機関に2800億円の融資打診

東京電力は、来年6月にも総額2800 億円を借り入れることで三井住友銀行を中心とした主要取引金融機関と 協議している。東日本大震災以前の主要な調達手段だった社債市場への 復帰を目指す2016年度までは他の調達手段はなく、引き続き取引金融機 関に追加の支援を求める格好となる。

事情に詳しい複数の関係者によると、東電は新規融資に先立ち、震 災直後にメガバンクなどから借り入れた約2兆円の緊急融資の返済を始 めており、今年4月には日本政策投資銀行に40億円を返済、来月満期を 迎える1500億円については民間金融機関向けに初めて返済する。

東電は11年の緊急融資2兆円に加え、翌年には全取引金融機関77社 に残高維持を求め、主要取引金融機関11社に約1兆円の追加融資を要請 した。震災以降増え続けていた融資残高のうち、緊急融資分の返済は始 まっており、新規融資で必要な資金を調達する。

東電広報担当の板垣宏氏によると、15年度に融資で約3000億円、16 年度に融資と社債で約1兆円の資金調達が必要だという。東電は運転資 金とは別に、成長投資に向けた2兆円規模の新規融資も求めている。

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