ストラテジストらが米国株の一段高を見込む理由-15年近づく

週明けの段階で米株式市場を専門と するストラテジストらの主だった情勢分析は以下の通りだ。

雇用統計についてウェルズ・ファーゴのジーナ・マーティン・アダ ムズ氏は童話「3びきのくま」の主人公の女の子「ゴルディロックス」 にちなみ、「ゴルディロックスは依然、ベッドでぬくぬくと横になって いる」と表現。雇用統計は「堅実な数字だったが、賃金の伸びは緩やか だ」と説明した。ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)のジョー ダン・コティック氏はマクロ経済について、「米国と他の地域との格差 は固定化し、広がりつつある」と分析した。

S&PキャピタルIQのサム・ストーバル氏は株式投資を擁護。同 氏はS&P500種株価指数の130の産業別グループのうち、前年のパフォ ーマンス上位10位までを購入する戦略の年複利リターンは1990年末以 降15.2%と、S&P500種の上昇率9.5%を上回ると指摘した。

今年これまでの産業別グループの成績上位は航空、アルミニウム、 バイオテクノロジー、ビールメーカー、蒸留酒・ワインメーカー、家庭 用娯楽ソフトウエア、人材・雇用サービス、鉄道、住宅不動産投資信 託、半導体機器。

オッペンハイマーのストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏 は10日、S&P500種の年末予想を2014から2080に引き上げた。これは 先週末の水準を2.4%上回る水準。同氏は経済指標と企業業績が成長の 持続可能性を示しており、これが連邦準備制度による量的緩和策の終了 を正当化するとし、「補助輪がついに外れつつある」と表現した。

UBSのジュリアン・エマニュエル氏はS&P500種が来年末 に2225に達すると予想した。これは先週末から9.5%上昇した水準。さ らなる企業の合併・買収(M&A)に加え、企業業績や国内総生産 (GDP)、バリュエーション(株価評価)が引き続き伸びて株価上昇 に寄与するだろうと分析した。

原題:Why Not to Fear Momentum in Search of Equity Alpha as 2015 Nears(抜粋)

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