ロースキー氏、15年中のNY州金融サービス局長辞任を検討

米ニューヨーク州金融サービス局の ベンジャミン・ロースキー局長(44)が来年、辞任して民間部門に移籍 する可能性があると、事情に詳しい関係者1人が語った。同氏は世界の 一部大手金融機関に制裁金を科すなど強権を発動してきた。

同州のクオモ知事は2011年、州法銀行と保険会社の双方の規制監督 に当たる新設の金融サービス局トップにロースキー氏を起用。同氏は 翌12年、英スタンダードチャータードの制裁違反問題での決着に向けた 協議のペースが遅いとして、同州での銀行免許取り消しの可能性を突き 付けたことで一躍注目を集めた。

ロースキー氏は同年8月、問題があるとしたスタンダードチャータ ードの取引について公開書簡を発表。免許を取り消すべきでない理由を 示すよう求めるなど、他の規制監督当局よりも一段と踏み込んだ姿勢で 臨んだ。

同氏はまた、フランスの銀行最大手BNPパリバの制裁違反問題で も、89億7000万ドル(現行レートで約1兆円)の支払いやドル決済の一 時的な禁止といった同行と米当局との合意で重要な役割を果たした。

辞任の可能性をめぐっては、ニューヨーク・デーリー・ニュースが 先に報じていた。仮に辞任した場合、クオモ知事が誰を後任に指名する かは不明だ。

ロースキー氏の報道官マシュー・アンダーソン氏は、同氏について 「彼は自らの仕事を愛し、毎日全力を尽くし極めて多忙だ」とした上 で、「将来の計画に関してはまだ決断を下していない」と説明した。将 来の計画についてロースキー氏からのコメントはこれまでのところ得ら れていない。

原題:New York’s Top Bank Regulator Lawsky Considering Exit in 2015(抜粋)

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