イタリア、スペイン債が上昇-ECBが追加緩和継続との見方

10日の欧州債市場ではイタリアとス ペインの国債が値上がり。今週発表のユーロ圏の経済指標が、欧州中央 銀行(ECB)による追加緩和をあらためて期待させる内容になるとの 見方が広がっている。

スペイン10年債は3営業日続伸。カタルーニャ自治州の独立の是非 を問う事実上の住民投票には200万人を超える市民が参加し、圧倒的多 数が賛成したが、相場に響かなかった。9日のこの投票は憲法裁判所が 認めないとしていた。一方、ブルームバーグのエコノミスト調査によれ ば、今週の経済指標ではユーロ圏の10月のインフレ率がECB目安の半 分を大きく下回り、7-9月(第3四半期)の成長がわずかにとどまっ た状況が示されるもようだ。ドイツ国債は前週末からほぼ変わらず。

コメルツ銀行のシニア金利ストラテジスト、ミヒャエル・ライスタ ー氏(ロンドン在勤)は年末に向けてボラティリティが高まった場合で も、「戦略的な見地から、当社は引き続き前向きでスプレッド縮小を見 込んでいる」と発言。「カタルーニャ州の投票には明らかに驚かされた が、スプレッドを大きく動かす衝撃の出来事というよりは中期的な話の ようだ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時19分現在、イタリア10年債利回りは前週末比 2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.35%。同国債 (表面利率2.5%、2024年12月償還)価格は0.2上げ101.42。同年限のス ペイン国債利回りは3bp下げて2.12%となった。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日公表する10月の ユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比0.4%上昇、同 日発表される7-9月域内総生産(GDP)は前年同期比0.1%増がそ れぞれエコノミスト予想で見込まれている。

ドイツ10年債利回りは0.83%。先月16日には0.715%に達し、過去 最低を記録した。

原題:Italy’s Bonds Rise With Spain’s as ECB Outlook Trumps Catalonia(抜粋)

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