ロシア、制裁が景気に影響-変動相場に前進、ルーブルは防衛へ

更新日時

ロシアの金融当局はウクライナ問題 に起因した欧米の制裁が経済に悪影響を与えていることを認めた。中央 銀行はルーブル防衛で行動すると表明した。

中銀はこの日、2015年がゼロ成長になるとの見通しを示した。原油 安に加え、国際的な制裁が響いていることが鮮明になった。ナビウリナ 中銀総裁は、投機を防ぐためルーブル建て流動性を制限する方針を示し た。

ダンスケ銀行のエコノミスト、ウラジーミル・ミクラシェフスキー 氏は、中銀が「真実を直視している」ということだと指摘。「希望的な 観測の時期は過ぎたようだ」と述べた。

中銀は今年の資本純流出額の見通しも1280億ドルに引き上げた。13 年の実績は610億ドル。

中銀の15年ゼロ成長予想は制裁が17年末まで続き原油相場の平均が 1バレル=95ドルという基本シナリオに基づいている。中銀はインフレ 率の中期目標4%の達成時期見通しも、16年から1年先送りした。

ナビウリナ中銀総裁は10日、ロシア24テレビとのインタビューで、 一時的な流動性制限を導入する可能性を示唆した。中銀はこの日また、 ルーブルを許容レンジ内に維持するため介入する政策を廃止すると発表 し、完全な変動相場制にさらに近づいた。

--取材協力:Zoya Shilova、Ilya Arkhipov.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE