ルーブル急伸、投機阻止と中銀総裁表明-変動相場制に前進

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ロシア通貨ルーブルは10日、前週末 に続き上昇。ロシア中央銀行のナビウリナ総裁がルーブル安は行き過ぎ だとし、投機を排除するため通貨供給を制限する考えを示したことか ら、急伸している。

ルーブルは対ドルで、モスクワ時間午後7時28分までに2.3%高の 1ドル=45.5910ルーブルと、10月30日以来の大きな上げとなった。

国営のロシア24テレビが10日報じたインタビューでナビウリナ総裁 は、中銀が提供するルーブル建て流動性の一部が「外為市場でのゲーム に使われている」と指摘。一時的に流動性供給を制限すると述べた。方 法には言及しなかった。ダンスケ銀行とBCSファイナンシャル・グル ープは、中銀が恐らくレポ入札の規模を縮小するとみている。

中銀は前回の1週間物オペで2兆8800億ルーブルを貸し付けた。次 回の7日物入札は11日。

BCSで株式セールスおよびトレーディングの責任者を務めるルイ ス・サエンス氏(ロンドン在勤)は、「中銀にルーブルを返済するため のドル売りが急増するだろう」と電子メールでコメントした。

先週はルーブルが対ドルで7.8%下げ、少なくとも11年で最悪の下 落となっていた。

また、中銀は10日、ルーブルの許容レンジに基づいて介入を実施す る慣行を廃止すると発表。変動相場制にさらに一歩近づいた。当局は5 日に、市場にとって予想が容易な介入政策を廃止すると発表。現在は、 金融の安定が脅かされる場合に非公開で介入を実施する方針だ。

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