米カリフォルニア大、ヘッジファンド投資増やす

米カリフォルニア大学は2004年以 降、ヘッジファンドへの投資を10倍に増やしている。一方、米最大の公 的年金基金、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は、ヘ ッジファンド投資は過度に複雑で割高だとして40億ドル(約4600億円) 全額を引き揚げた。

カリフォルニア大の記録によれば、同大の総額907億ドルのポート フォリオのうちヘッジファンド投資は56億ドルを占める。ポートフォリ オの資金のうち大半は年金基金と寄付基金が占めている。10年前のヘッ ジファンド投資額は5億ドルを下回っていた。

英調査会社プレキンのヘッジファンド関連金融商品担当責任者、エ イミー・ベンステッド氏は電話取材に対し「ヘッジファンドは代替資産 と言われているが、現在は主流の資産であることは間違いない」と指 摘。「カルパースの決定以降、一部の年金基金が運用会社に対し手数料 を引き下げるよう圧力をかけているが、これらの年金基金は、ヘッジフ ァンドが有益な目的にかなっていると認識している。このトレンドは続 くと予想している」と語る。

カルパースが資金を引き揚げる一方で、カリフォルニア大がヘッジ ファンド投資を増やすという決断は、米国で人口が最多のカリフォルニ ア州でカルパースは主要な機関投資家の1つではあるが、他の機関の投 資の方向性を決定付けているわけではないことを示している。カリフォ ルニア州教職員退職年金基金(カルスターズ)もヘッジファンド投資の 継続を示唆している。

原題:University of California Embraces Hedge Funds as Calpers Divests(抜粋)

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