銀行監督担うECB、外部から人材起用-責務の変化を反映

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁 は、銀行業を理解しているエコノミストを探している。フランクフルト 以外からの人材の登用もためらわないようだ。

ECBがユーロ圏の銀行監督という新たな責務を引き受ける中で、 ドラギ総裁は、経済における銀行の役割に通じている専門家2人を外部 から起用し、重要な金融政策を担当するポストに就けた。

16年前に設立されたECBは、内部の人材だけで課せられた責務の 変化に対処することは難しく、外部の人材に頼らざるを得ない状況を最 近の人事は物語る。

ソシエテ・ジェネラルの欧州担当エコノミスト、アナトリ・アネン コフ氏(ロンドン在勤)は「ドラギ総裁のような人々は、市場と監督が どのように金融政策に影響を与えるかについて保守派と比べてずっと関 心が高い。それはまさにECBが直面する問題を反映している」と指摘 する。

ECB総裁就任前にイタリア銀行(中銀)のトップを務めていたド ラギ総裁は、イタリア銀の金融市場担当者セルジオ・ニコレッティ・ア ルティマリ氏(51)を起用。同氏はマクロ健全性政策・金融安定を担当 する局長に来年1月1日付で就任する。

国際通貨基金(IMF)のエコノミストでベルギー出身のリュッ ク・レーベン氏は来年3月までに調査担当の局長になる。同氏は金融危 機の分析に携わった実績がある。いずれの人事も政策委員会が承認済み だが、2人はコメントを控えている。

原題:Draghi Summons Banking Know-How for Top Posts as ECB Role Shifts(抜粋)

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