タカタ株急落、5年半ぶり安値水準-米では刑事捜査の要請も

タカタ株が急落して一時、約5年半 ぶりの安値水準になった。タカタをめぐっては、エアバッグを秘密裏に テストし、その証拠を隠滅した可能性があると米ニューヨーク・タイム ズ紙が報道し、米上院議員がこの報道を受けて刑事捜査に踏み切るよう 司法省に求めた。

タカタ株は10日午前に一時、前週末比17%安の1170円と、2009年5 月以来の安値水準に下落した。一連のエアバッグ不具合と、それに伴う 大規模な自動車リコール問題を受けて、タカタ株は年初来で6割程度の 下落となっている。

NYT紙の元タカタ従業員を引用した報道によると、タカタは04年 にエアバッグの金属片が飛散する恐れがあるかどうかを秘密裏にテスト し、その証拠を隠滅した可能性があるという。

米国ではリチャード・ブルーメンソール議員(民主、コネティカッ ト州)とエドワード・マーキー議員(民主、マサチューセッツ州)が 「報道内容が事実なら、タカタの不正な行動が恐ろしい死亡事故や負傷 を起こしたことになり、同社には責任を取らせなくてはならない」との 声明を発表した。

タカタ広報担当の高井規久子氏は、報道内容の事実関係について米 国法人に確認しているが、今のところ、04年当時の試験などの事実は確 認されていないとコメントした。エアバッグの安全性に関しては、自社 製品の信頼回復に向けて引き続き関係当局と協力し、徹底した品質検証 と事実の確認をしていくという。

--取材協力:堀江政嗣、Craig Trudell、Ma Jie.

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