米国株:S&P500種とダウ平均が最高値、決算や景気を楽観

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米株式相場は上昇。S&P500種株 価指数は最高値を再び更新した。企業決算に注目が集まったほか、米経 済は世界的な景気減速にも耐えられるとの見方から買いが入った。

利益が予想を上回ったディーン・フーズは14%高。トール・ブラザ ーズは2.3%上昇し、住宅建設株のけん引役となった。同社が示した売 上高見通しはアナリスト予想を上回った。オバマ大統領が開かれたイン ターネットを維持するための規制を要請したため、タイム・ワーナー・ ケーブルやコムキャストが安い。破産法適用を申請した医薬品メーカー のデンドレオンは81%急落。

S&P500種株価指数は前営業日比0.3%上昇して2038.26で終了。 ダウ工業株30種平均も最高値で終え、39.81ドル(0.2%)高の17613.74 ドル。

テミス・トレーディングの株式トレーダー、マーク・ケプナー氏は 「第3四半期の数字は景気の底堅さを示し、原油価格は引き続き1バレ ル=80ドルを下回っており、消費者信頼感は良好で金利も低い。これら の組み合わせで株価は堅調になっている」と指摘。「中央銀行は非常に 緩和的な言葉を発しており、それは効果を上げているようだ」と語っ た。

S&P500種は10月15日に付けた6カ月ぶり安値から9.4%戻してい る。企業決算が予想を上回ったほか、経済指標は世界的な景気減速や量 的緩和の終了にもかかわらず景気が力強いことを示唆した。先週 は0.7%高と3週連続で上昇。7日には最高値を記録していた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は3.4%低下して12.67。月初からでは9.7%低下している。

「ファンダメンタルズを祝福」

オッペンハイマーのチーフ市場ストラテジスト、ジョン・ストルツ ファス氏は投資家向けのリポートで、先週の上昇について、決算と経済 指標が景気拡大の持続性を示唆しているため、「ファンダメンタルズを 祝福したものだ」と指摘。S&P500種の年末予想を2014から2080に引 き上げた。ブルームバーグがまとめた調査によると、ストラテジストの 予想中央値は2040。

今週はS&P500種の銘柄ではシスコシステムズやウォルマート・ ストアーズが決算を発表する。ブルームバーグのまとめによれば、これ までに決算を発表した同指数銘柄のうち80%で利益が予想を上回 り、60%で売上高が予想を上回っている。

「新たな上昇局面待ち」

ライファイゼン・キャピタル・マネジメント(ウィーン)の株式部 門責任者、ヘルベルト・ペルス氏は「下押し圧力はなく、市場参加者は 新たな上昇局面を待っている。シスコやウォルマートなど今週発表の四 半期決算という企業ニュースがその引き金の一つとなり得る」と語っ た。

S&P500種の10セクターのうち8セクターが上昇。ヘルスケア株 は1%高。一方、原油相場の下げを背景にエネルギー株は0.8%安。

ダウ輸送株平均は1.3%上昇し、最高値を更新した。原油安を好感 し、ジェットブルー・エアウェイズがけん引となった。

原題:U.S. Stocks Extend Record on Economy, Corporate Results Optimism(抜粋)

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