巨大銀行の損失吸収能力、リスク資産の25%へ-FSB

各国・地域の銀行監督当局が大き過 ぎてつぶせないとされる金融機関への規制に取り組む中、世界の大手銀 行は損失吸収能力の強化を迫られそうだ。

主要国・地域の中央銀行や監督当局で構成する金融安定理事会 (FSB)は10日、巨大銀行に対しリスク加重資産の最大25%に相当す る「総損失吸収能力(TLAC)」を備えるよう義務付ける可能性があ ることを明らかにした。各国・地域の当局はさらに厳しい基準を設ける ことができる。FSBは同案に関して意見を募集しており、早けれ ば2019年にも適用を見込む。

FSB議長を務めるイングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は 同案について、規模やシステム上の重要性からみて破綻すれば世界経済 にとって惨事になりかねない巨大銀行が突き付ける脅威に終止符を打つ 当局の任務の「重要な分岐点」だと指摘。「いったん実施されれば、公 的補助を使わず幅広い金融システムに混乱を招くこともなく、世界のシ ステム上重要な銀行を整理できるようにする上で、これらの合意が重要 な役割を果たす」との認識を示した。

基準が適用されるのはFSBが世界の金融システム上重要な銀行と 指定している金融機関。先週発表された最新リストに掲載されたのは30 行で、HSBCホールディングスとJPモルガン・チェースが最も重要 な銀行に指定された。

原題:Banks Face 25% Loss Buffer Rule as FSB Fights Too-Big-to-Fail(抜粋)

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