中国株投資家が狙う新たな金脈-深圳総合指数、記録的高水準

中国で次なる目玉を探している株式 投資家が、その対象を見つけた。上海ではない。香港との境界に位置す る深圳だ。

日興アセットマネジメントのシニア株式ファンドマネジャー、エ ン・テック・タン氏(シンガポール在勤)は「深圳の方がはるかにエキ サイティングだ。深圳市場には上海市場より規模の小さいニューエコノ ミー企業が数多くある。その中からダイヤモンドを探すことができた ら、概して良いリターンを得られる」と述べた。

深圳市場の株価指標である深圳総合指数は、中国最大の株式市場で ある上海市場の指標(上海総合指数)との比較で、これまでで最も高水 準近辺で取引されている。バンク・オブ・アメリカ(BOA)やテンプ ルトン・エマージング・マーケッツ・グループは、上海・香港証券取引 所の相互株式注文取り次ぎプログラムの開始日について中国政策当局が 合意すれば、深圳証取についても同様のプログラムが2年以内にスター トすると予想している。

深圳総合指数の構成銘柄のほぼ半分はテクノロジーと消費、ヘルス ケア関連で、時価総額は平均13億ドル(約1490億円)。上海総合指数の 構成銘柄は当局の支援を得る銀行や事業会社が中心だ。

深圳と香港の両証取が相互取り次ぎを開始すれば、海外投資家が深 圳市場に参入するルートが広がる。現在は当局が認可した投資枠を通じ てしかアクセスできない。

深圳総合指数は今月7日に前日比0.8%安の1354.36で終了。1992年 にさかのぼるデータによると、10月28日には上海総合指数との比較で、 過去最高水準に達した。深圳総合指数の年初から先週末までの上昇率 は28%、上海総合指数は14%となっている。

香港証取を運営する香港取引所の周松崗会長は4月の記者会見で、 深圳を含む他の証取との相互取り次ぎに前向きな考えを示している。

原題:China Investors Look South of Shanghai to Record Shenzhen Rally(抜粋)

--取材協力:Darren Boey.

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