中国、アジアへの影響力で米国に対抗-400億ドルの基金構想

中国の習近平国家主席は北京での米 中首脳会談に先立ち、アジアで影響力拡大を狙う米国に対抗する構想を 明らかにした。

習主席は北京で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の 最高経営責任者(CEO)サミットで、中国の発展が世界に多大な恩恵 をもたらすと発言。中国の向こう10年間の対外投資が1兆2500億ドル (約143兆円)に達し、中国人の海外旅行者数も5億人に上る見通しに 加えて、シルクロード経済圏構想の実現に向けて400億ドルの基金を創 設すると説明した。

習主席は「中国の発展は多大な機会と利益を生み出し、永続的かつ 無限の可能性を秘めている。全体的な国力の向上に伴い、中国はアジア 太平洋地域と世界に公共財をさらに提供する能力を持つ見通しであり、 同時にそうする用意がある」と語った。

オバマ米大統領と今週米中首脳会談に臨む習主席は米国が主導する 環太平洋連携協定(TPP)に対抗し、アジア太平洋自由貿易圏 (FTAAP)を推進。さらに中国が中心となって設立するアジアイン フラ投資銀行(AIIB)も日米が最も強い影響力を持つアジア開発銀 行(ADB)などの既存機関に対抗するものとみられている。

原題:Xi Dangles $1.25 Trillion as China Counters U.S. Refocus to Asia(抜粋)

--取材協力:Xin Zhou.

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