スペイン・カタルーニャ州独立問う住民投票は圧倒的賛成に

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スペイン・カタルーニャ自治州の独 立の是非を問う事実上の住民投票は9日、200万人を大きく上回る市民 が投票し、圧倒的多数が賛成した。中央政府の訴えを受けた憲法裁判所 が差し止め命令を出したが、今回の投票結果を受けてラホイ首相は同州 の独立に向けた交渉を開始するよう迫られる。

同州のオルテガ副首相は10日、88%の投票所で開票が終了した時点 で、81%に相当する約160万人が賛成票を投じたことを明らかにした。 州政府は有権者550万人のうち約230万人が投票したと推定している。

同州のマス首相はバルセロナで9日遅くに記者会見し、「交渉の席 に着くよう中央政府を説得する手助けを世界各国の市民と政府、メディ アにお願いしたい」と発言。「わが州の国家としての政治的未来を決す る合法的かつ拘束力のある正式な住民投票を実施する資格がわれわれに はある」と訴えた。

相次ぐ汚職スキャンダルや緊縮財政で支持率低下に苦しむラホイ首 相は、4年前から分離独立の機運が高まる中で、守勢に回らざるを得な いでいる。同首相は1年前から、住民投票は憲法違反で認められないと 主張してきた。

ラホイ首相の報道官は今回の投票で適切なチェックが行われず結果 は無効だとした上で、マス首相の態度はいかなる対話の可能性でもプラ スにならないと指摘した。

原題:Catalans Back Independence in Illegal Ballot Challenging Rajoy(抜粋)

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