ウクライナ東部で再び激しい戦闘-政府と親ロ派は互いを非難

ウクライナ東部は激しい戦闘状態に 逆戻りしている。ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力は攻撃を始めた のは相手側だと非難し合っている。

ウクライナ政府は同国東部で6日、武装勢力との間で26件の衝突が 起きたと指摘。一方、親ロシア派側はウクライナ政府軍が大規模な軍事 攻撃を仕掛けたと主張している。

ウクライナ東部2州のルガンスクとドネツクで親ロシア派が2日に 独自選挙を実施したことが和平の取り組みを損なったと、ウクライナ政 府と同盟国は非難している。プーチン大統領は5日にウクライナについ て、都市部で爆撃が続き民間人の犠牲者も増えているとして「内戦」は 収まっていないと述べている。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの欧州・中央アジ ア担当ディレクター、ジョン・ダルフイセン氏は6日にウェブサイトに 掲載したリポートで、「ウクライナ政府と分離派勢力は共に戦事国際法 に違反する無差別攻撃を直ちにやめなければならない」とコメントし た。

ウクライナ軍広報室はフェイスブックに掲載した声明で、政府軍は 2カ月前にまとまった停戦合意を守っており、「従来の配置を維持して いる」とした。6日には同国軍の兵士3人が死亡したという。

一方、国営ロシア通信(RIA)によると、「ドネツク人民共和 国」の副首相を名乗るアンドレイ・プルギン氏はウクライナ側が同国東 部で分離派勢力への大規模な攻撃を開始したと発言。「全面戦争」だと みており、ウクライナ軍が9月5日の停戦合意を破ったと主張してい る。

ロシア外務省は声明で、ウクライナ情勢について米国と欧州連合 (EU)と協議する可能性を否定した。ウクライナのヤツェニュク首相 は解決に向けて「ジュネーブ形式」の協議再開を呼び掛けている。

原題:Ukraine Lurches Back Toward Open War as East Fighting Picks Up(抜粋)

--取材協力:Volodymyr Verbyany.

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