欧州債:スペイン債上昇、緩和拡大の用意をECB総裁が示唆

6日の欧州債市場ではスペイン国債 が4日ぶりに上昇した。欧州中央銀行(ECB)は必要な場合、一段の 緩和拡大を実行する用意がある、とのドラギ総裁発言が好感された。

イタリア国債も値上がり。ドラギ総裁は政策発表後の記者会見で、 条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)やカバード債の購入な ど発表済みの措置がバランスシートに相当の影響を及ぼし、バランスシ ートは2012年初めごろの規模へと近づくとの見解を示した。ドイツ10年 債利回りは前日からほぼ変わらずだった。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 ピーター・チャトウェル氏は、総裁発言に関し「ドラギ氏は引き続きバ ランスシートの目標を見据えている」とし、「ECBがバランスシート を拡大した場合の反応は分かりやすく、周辺国債への一段の支援材料 だ」と語った。

ロンドン時間午後4時14分現在、スペイン10年債利回りは前日比6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.14%。同国債(表 面利率2.75%、2024年10月償還)価格は0.5上げ105.465。同年限のイタ リア国債利回りは7bp下げて2.36%となった。ドイツ10年債利回り は0.83%。

ECBは主要政策金利を0.05%で据え置くことを決めた。ブルーム バーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査で55人全員が予想した通 りだった。中銀預金金利もマイナス0.2%に維持した。

原題:Spanish Bonds Advance as Draghi Says ECB Ready to Add Stimulus(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE