丸紅CFO:「市況下落が大きかった」-カナダの石炭撤退

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丸紅の松村之彦最高財務責任者 (CFO)は6日の決算会見で、カナダの石炭事業からの撤退を決めた ことについて「出資を決めた時と比べると価格の下落が大きかった」と して、現在の低迷する石炭市況下では事業採算に合わなかったと述べ た。

丸紅は先月、製鉄用の原料炭生産を手掛けるカナダの鉱山会社の保 有株式を売却する方針を発表。6日発表した2014年4-9月期決算では カナダ石炭事業の減損損失として純損益ベースで110億円を計上した。 他の資源関連の事業については過去に減損を実施してきたこともあり、 現時点では追加の減損発生の懸念はないと説明した。

一方、米国での穀物輸出施設を事業統合したことに伴い205億円の 評価益を計上。期初計画では120億円の評価益を織り込んでいた。化学 品や情報・金融・不動産などの部門の利益も伸び、4-9月期の連結純 利益は前年同期比17%増の1303億円と過去最高益を更新した。

15年3月期の純利益予想は従来予想の2200億円を据え置いた。松村 CFOは「商品市況がさらに一段と下落するなどよほどの経済環境の激 変がない限り達成できる」との見通しを示した。

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