米国株:続伸、S&P500とダウが最高値更新-失業保険統計で

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6日の米国株は続伸。前日に続き主 要株価指数は最高値を更新した。欧州中央銀行(ECB)は必要になっ た時点で景気刺激措置を強化する方針を示したほか、米国の失業保険申 請件数の減少が米景気に対する楽観を強めた。

電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは4.4%高。同 社は受注増を背景に「数年間」は50%の増収率を見込んでいることを明 らかにした。自然派食品のホールフーズ・マーケットは12%高。四半期 利益が予想を上回ったことが好感された。

一方、米保険会社ジェンワース・ファイナンシャルは急落。同社は 7-9月(第3四半期)決算で過去最大の赤字を記録、今後の道のりが 厳しいとの見通しを示したことが売り材料となった。

S&P500種株価指数は前日比0.4%上昇して2,031.21。ダウ工業 株30種平均は69.94ドル上げて17554.47ドル。

リッジワース・インベストメンツのシニアストラテジスト、アラ ン・ゲイル氏(アトランタ在勤)は、「金融政策とマクロ経済ニュース がどちらも株にとっては支援材料だった」と述べた。

中間選挙で共和党が8年ぶりに上院で過半数議席を獲得したほか、 米民間雇用統計では10月に雇用者が増加したことを好感し、前日のS& P500種とダウ平均は最高値を更新した。

失業保険申請件数

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は前週比で1万件減少して27万8000件。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミスト予想中央値は28万5000件だった。

市場予想によると、7日発表される労働省の雇用統計では10月の雇 用者は23万5000人増が見込まれている。失業率は前月と同じ6年ぶり低 水準を維持すると予想されている。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種の構成企 業で四半期決算を発表した企業のうち、80%は利益がアナリスト予想を 上回った。また売上高が市場予想を上回ったのは60%となっている。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)は3.5%低下して13.67。10月15日には26.25に上昇し、その後 月末までに47%下げた。

S&P500種産業別10指数のうち公益事業株と通信株は下落。この 日はニューヨーク原油先物相場が下落したにもかかわらず、エネルギー 株は上昇した。

ジェンワースは38%安と、2008年の金融危機以来で最大の下げを記 録した。7-9月期の赤字額は8億4400万ドル。長期介護保険事業に絡 むコスト高が影響した。

トーマス・マキナニー最高経営責任者(CEO)は前日の決算資料 で、「この事業の再建はより難しく、長期化するだろう」と述べ、「困 難ではあるが、当社は引き続き事業再建にしっかりと取り組んでいく決 意だ」と続けた。

原題:U.S. Stocks Gain as Jobless Claims Data Boost Economic Optimism(抜粋)

--取材協力:Jeff Black、Alessandro Speciale、Namitha Jagadeesh、Callie Bost.

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