【テクニカル分析】円は対ドルで110円に反発も、急落後の値固めへ

コモンウェルス銀行は、急激に進ん だ円安・ドル高の反動で、円が今後、1ドル=110円に向けて反発する 可能性があるとみている。

先月31日に日本銀行が予想外の追加緩和を決めて以来、円は対ドル で5%以上も下落。6日の東京市場では2007年11月以来となる115円台 に突入し、午後1時現在は115円23銭前後で推移している。

相場の勢いを示すテクニカル指標をみると、RSI(相対力指 数、14日ベース)は先月31日以降、円の売られ過ぎの目安となる70を上 回っており、6日は81前後。スローストキャスティクスも2本のライン が90%台と円の売られ過ぎの目安となる80%を上回った状態で、接近し つつある。今後、同ラインがクロスした場合、テクニカル分析上、円の 買いサインが点灯することになる。

コモンウェルス銀のジョゼフ・カパーソ通貨ストラテジスト(シド ニー在勤)は5日のインタビューで、「円の値動きは荒っぽい」とし、 「いずれは値固めをしなければならない」と指摘。7日発表の米雇用統 計が強ければ、さらに円安・ドル高が進む可能性があるが、そこは円買 い・ドル売りポジションを作り始める好機になるとの見方を示した。

ブルームバーグがまとめた市場予想調査によると、10月の米雇用統 計で非農業部門雇用者数は前月比23万5000人増(予想中央値)と今年8 回目の20万人超えが見込まれている。失業率の予想は横ばいの5.9%。

カパーソ氏は、ドル・円のここまでの上昇があまりにも速かったの で、110円辺りで「値固めの局面に入る可能性は非常に高い」と予想し ている。

--取材協力:Mariko Ishikawa.

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