米クアルコム:中国でのライセンス問題が利益成長を抑制へ

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携帯電話向け半導体最大手、米クア ルコムの10-12月(第1四半期)および通期の利益と売上高の見通し は、アナリストの予想を下回る数字となった。同社の技術を利用してい る中国のスマートフォンメーカーの一部がライセンス料の支払いを拒否 しているためだという。

5日の発表資料によると、10-12月期の利益は一部費用を除いたベ ースで1株当たり1.18-1.30ドル、売上高は66億-72億ドル(約7600億 -8300億円)の見通し。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平 均は、利益が1株当たり1.43ドル、売上高は73億8000万ドルだった。

クアルコムの最新鋭チップの需要が売上高の伸びを押し上げている ものの、一部の中国スマホメーカーによるライセンス使用料の支払い拒 否で利益が抑制されている。中国政府はクアルコムの商慣行を調査して おり、スマホメーカーがライセンス料に関する交渉を引き延ばす理由と なっている。

カナコード・ジェヌイティーのアナリスト、マイク・ウォークリー 氏は「ライセンス料の問題には誰もが不意を突かれた」と述べ、「半導 体分野では非常に好調だ」と語った。

クアルコムの株価は業績予想の発表を受けて一時6.1%下落した。

2015年9月通期の純利益は1株当たり4.33-4.63ドルとなり、売上 高は268億-288億ドルとなる見通し。アナリスト予想平均では、1株利 益は4.89ドル、売上高は291億ドルと見込まれていた。

スティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)は電話インタビ ューで「15年は中国での不確実性に大きく左右される。それが当社の業 績見通しに影響した」と述べた。

14年7-9月(第4四半期)純利益は18億9000万ドル(1株当た り1.11ドル)に増加。売上高は前年同期比3.3%増の66億9000万ドル。 アナリスト予想平均は、1株利益が1.16ドル、売上高が70億2000万ドル だった。

原題:Qualcomm Says China Licensing Challenges to Curb 2015 Profit (1)(抜粋)

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