米国株:主要株価指数が最高値、中間選挙や民間雇用増を好感

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5日の米国株は上昇。株価指数は最 高値を更新した。4日投開票の中間選挙では、共和党が8年ぶりに上院 で過半数議席を獲得した。また朝方発表された米民間雇用統計では10月 に雇用者が増加した。

アルファ・ナチュラル・リソーシズとピーボディ・エナジーを中心 に石炭株が上昇した。共和党が石炭規制に反対するとの観測がある。公 益事業株も上昇した。一方、トリップアドバイザーは下落。利益がアナ リスト予想に届かなかった。

S&P500種株価指数は前日比0.6%上昇して2023.57。ダウ工業 株30種平均は100.69ドル上げて17484.53ドル。

バニアン・パートナーズのチーフ市場ストラテジスト、ロバート・ パブリク氏(ニューヨーク在勤)は、「中間選挙の結果や米供給管理協 会(ISM)が先日発表した製造業景況指数、さらにこの日の民間雇用 統計を受けて投資家心理は引き続き上向いている」と述べ、「市場はま た、欧州中央銀行(ECB)が追加緩和的な措置を講じることに期待し ている」と続けた。

米中間選挙

米中間選挙では共和党が下院の過半数議席を維持し、上院でも過半 数議席を奪回した。マコネル上院院内総務(ケンタッキー州)が上院の 次期多数党院内総務となる見通し。

マコネル氏は5日、税法改正や貿易協定を推進することについて、 オバマ大統領とこの日話し合ったことを明らかにした。

同氏は記者団に対し、「政府閉鎖や国家債務のデフォルト(不履 行) は起きない」と発言。「ワシントンでの行き詰まりを終わらせる ことが できる」と語った。

オバマ大統領は「民主党員・共和党員にかかわりなく、米国民のた めになるアイデアを検討していく」と述べた。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種の構成企 業で四半期決算を発表した企業のうち、82%は利益がアナリスト予想を 上回った。また売上高が市場予想を上回ったのは61%となっている。

ADPの雇用統計

給与明細書作成代行会社のADPリ サーチ・インスティテュート が発表した給与台帳に基づく集計調査によ ると、10月の米民間部門の 雇用者数は前月比23万人増加した。ブルームバーグがまとめたエコノミ スト予想の中央値は22万人の増加だった。

ブルームバーグがまとめた予想によると、7日発表される労働省の 雇用統計では10月の雇用者は22万5000人増が見込まれている。失業率は 前月と同じ6年ぶり低水準の5.9%が予想されている。

10月のISM非製造業総合景況指数は57.1と、前月の58.6から低下 した。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は58だっ た。今年1-6月の平均値は54.4。同指数で50は活動の拡大と縮小の境 目を示す。

S&P500種産業別10指数のうち公益事業株とエネルギー株が特に 上昇した。アルファ・ナチュラルは17%高、ピーボディ・エナジー は4.8%値上がりした。

トリップアドバイザーは14%安。同社第3四半期の利益はアナリス ト予想平均を約20%下回った。

原題:U.S. Stocks Advance on Republican Victory, ADP Employment Report(抜粋)

--取材協力:Michael P. Regan、Kathleen Hunter、野原良 明、Jonathan Burgos、Namitha Jagadeesh、Oliver Renick.

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