米中間選挙:オバマ政権の経済運営への不満、共和党に追い風

4日投開票の米中間選挙では、野 党・共和党がオバマ米大統領の経済運営をめぐる有権者の不満に乗じた 形で、上院の過半数議席を奪回した。下院も過半数を維持し、共和党が 両院を支配することになった。オバマ大統領の残り2年の任期の優先課 題をめぐり議会との衝突が見込まれる。

共和党は上院で少なくとも6議席を伸ばし、年明けの議会での過半 数51議席を確保した。共和党はウェストバージニアとモンタナ、アーカ ンソー、サウスダコタ、コロラド、ノースカロライナの各州で上院議席 を獲得。ルイジアナ州での上院選は50%を上回る得票率を獲得した候補 がいなかったため、決選投票にもつれ込むことになった。

出口調査の暫定集計によると、中間選挙では有権者にとって経済が 最も差し迫った懸念で、7割は悪い状況だと回答した。

米国ではリセッション(景気後退)終了から5年余りが経過した が、一般世帯は依然苦しい家計状態にある。企業利益は過去最高を記録 し株価はほぼ3倍に値上がりし、国内総生産はリセッション前から1兆 ドル余り増えたが、賃金や所得は回復していない。

こうした状況はオバマ大統領率いる民主党に打撃を与えた一方、共 和党はオバマ政権下で初めて上院で過半数議席を獲得し、4年間多数派 だった下院でも議席をさらに伸ばした。

共和党のコーカー上院議員(テネシー州)は同党の優勢について、 「政権への失望と幻滅」を原因に挙げ、「共和党への大きな支持を表す ものだとは思わない」と付け加えた。

出口調査の暫定集計によると、政権に対して不満や怒りを感じると 答えた有権者の割合は58%。議会の共和党指導者に対して同じ感情を持 つと答えたのは59%だった。

原題:Republicans Profit From Voter Dissatisfaction Over Obama Economy、McConnell Set to Lead Republican Majority After Senate Victories(抜粋)

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