IMFの緊縮策要求は誤りだった-金融危機後の対応で報告書

国際通貨基金(IMF)が2008年の 金融危機後に各国政府に緊縮策を求めたことは誤りだったと内部監察を 行う独立評価機関(IEO)が結論付けた。

IEOは4日公表の報告書で、IMFが2010年に景気刺激策を奨励 するそれまでの姿勢を転換し、主要先進国に予算削減を求めたことは、 誤りだったとの判断を示した。世界経済の回復ペースが緩やかだったこ とを考えると、方針の変更は不適切だったとしている。

ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏は10年当時、緊 縮策は「ひどい考えだ」と述べていたが、今回の報告書は、クルーグマ ン氏などIMFに批判的だった識者の見解の信頼性を高めることにつな がる。IMFの姿勢はその後再び変化し、先月の年次総会では各国にイ ンフラ支出の拡大を提言した。

原題:IMF Wrong to Advocate for Austerity, Internal Watchdog Says (1)(抜粋)

--取材協力:Brendan Murray.

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