原油安がジャンク債に波及-エネルギー企業債下落、損失膨らむ

原油価格の急落に伴い、高利回り債 相場も下落している。

4日の原油相場が約3年ぶり安値を付けたことを受けて、エネルギ ー関連企業が発行したドル建てのジャンク(投機的格付け)債が売り込 まれた。国営ベネズエラ石油(PDVSA)の社債は4%余り下落し、 米石油・ガス会社ハルコン・リソーシズの社債は約6.5%下げた。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数のデータに よると、エネルギー関連企業が発行したジャンク債の8月末以降の損失 額は84億ドル(約9550億円)に上る。

ジャンク債に占めるエネルギー関連企業の割合が過去最高となる中 で、原油価格がクレジット市場を動かす要因となっている。ベネズエラ のように一次産品への依存が大きい国のデフレや収入減少の可能性を投 資家は不安視している。

このような不安を背景に米国債のような安全資産にトレーダーが向 かう一方、リスクの高い債券は敬遠され、エネルギー関連企業が最も打 撃を受けている。

FTNファイナンシャルの債券ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏 は4日のリポートで、「3日午後は原油が債券利回りに打撃を与えた」 と指摘。売買の手掛かりを経済指標に頼る投資家もいるが、「今は原油 の影響が優勢だ」との見方を示した。

原題:Oil Plunge Erases $8.4 Billion for Junk Traders After Debt Binge(抜粋)

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