カジノ議連:解禁法案「必ずこの国会で前進させる」-岩屋氏

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国内でカジノを合法化する法案につ いて、推進派の自民党議員らで作る議員連盟は今国会で前進させる考え だ。中断したままになっている衆院内閣委員会での審議についても再開 を各党に働き掛ける。

超党派の「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連、通称・カジノ 議連)の5日の役員会後、岩屋毅幹事長(自民党衆院議員)が記者団に 「必ずこの国会で前進させる」と話した。「これ以上審議が遅滞すると 自治体の準備にも大きく影響する」として「あくまでも今国会の成立を 期して議連としては活動を継続していく」という。

現在国内で違法のカジノを合法化する同法案は自民党議員らによっ て昨年12月に国会に提出された。議連は当初、通常国会での成立を目指 していたが審議入りにとどまった。現在の臨時国会での継続審議となっ たが、衆院内閣委は犯罪収益移転防止法案、女性活躍推進法案など内閣 提出法案の審議を優先しているため、カジノ法案の審議再開は決まって いない。今国会の会期は今月30日まで。

一方、議連メンバーでもある自民党の平沢勝栄衆院議員は5日、ブ ルームバーグ・ニュースのインタビューで「時間的に余裕がない」と述 べ、今国会での成立は困難との見方を示すなど悲観論も出始めている。

同法案は、政府に統合型リゾートの整備を推進する「責務を有す る」と規定。1年以内にカジノでの不正行為防止などに必要な法制上の 措置を講じるよう求めている。議連では、カジノを解禁する最初の認定 区域は2、3カ所程度で限定的にし、影響などを検証しながら、段階的 に増やす方針。また、日本人の利用については入場料徴収など一定の規 制を設けることを検討するよう政府に求めていく考えだ。

連立与党の公明党の山口那津男代表は先月22日のインタビューで同 法案について、国民の理解が進んでいないとして今国会成立が「見込め る状況では必ずしもない」と話している

ロイター通信は4日、関係者3人の話として議員らが同法案の採決 を無期限に延期する計画だと伝えた。

--取材協力:高橋舞子.

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