サマーズ氏の悲観的予言、中国は5%成長に鈍化の可能性

サマーズ元米財務長官が世界経済の 成長に関する悲観的な予言者になっている。

サマーズ氏は昨年、米国やその他の先進国の景気が停滞すると予想 し、現在は中国経済の見通しに警告を発している。

サマーズ氏とハーバード大学の同僚であるラント・プリチェット教 授は、全米経済研究所(NBER)から先月発表された報告書で、歴史 的に見て、急速な経済成長を遂げた国もある時点で世界の平均的な成長 ペースに減速すると分析。中国もゆくゆくは同様の状態に陥る可能性が あると指摘した。

世界的なトレンド成長は平均2%。プリチェット、サマーズ両氏 は、中国経済が2%成長にまで減速することは考えにくいが、現時点の 予想に基づけば向こう10年は平均5%に鈍化する可能性があるとの見方 を示した。

ただ全ての人が先行きを懸念しているわけではない。世界銀行でチ ーフエコノミストを務めたジャスティン・リン(林毅夫)氏は、中国が 向こう20年にわたって平均8%成長を達成できるとの見方を繰り返し示 している。

世銀と国際通貨基金(IMF)で勤務した経験を持ち、現在ロイヤ ル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のエコノミス トであるルイス・クイジス氏は、サマーズ氏とリン氏の予想の中間の見 方を取る。

クイジス氏は10月30日のリポートで、中国では労働蓄積や生産性な どが低下し、トレンド成長が落ち込むことが予想されるとした上で、成 長率は2020年になお約6.5%、30年に5%になるとの見方を示した。

原題:Not All Buying Summers’s Call for China Trend Growth Nearer 2%(抜粋)

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