小惑星での資源採掘計画、宇宙船飛行失敗も足かせにならず

小惑星での資源採掘を手掛ける業界 の誕生に向け第一歩を踏み出そうとした人工衛星が先週、ロケットの爆 発により破壊された。人工衛星を製造した小規模新興企業は、打ち上げ の失敗によって計画を断念することはないと主張する。

プラネタリー・リソーシズの共同創業者で共同会長のエリック・ア ンダーソン氏は「大胆で独創的な発言だが、われわれは宇宙から経済圏 に資源を持ち帰るつもりだ」と語る。

人工衛星はオービタル・サイエンシズが製造したロケットに積載さ れていたが、ロケットは10月28日、発射直後に爆発した。その3日後に は英資産家リチャード・ブランソン氏率いる宇宙旅行会社ヴァージン・ ギャラクティックの宇宙船が試験飛行中に墜落した。

これらの企業を含め、宇宙探査を営利事業につなげようとする動き がある。小惑星での資源採掘を目指す企業の実現不可能とも思える目標 は、地球外での活動がより一般的になった場合に宇宙で採掘した原材料 を地球から運搬するより割安なコストで提供するというものだ。

アンダーソン氏は、全長約30センチの人工衛星を失っても「全体的 に見て何の遅れにもつながっていない」と説明する。

プラネタリー・リソーシズの社長兼チーフエンジニア、クリス・レ ウィッキ氏によると、同社は来年8月にも次の打ち上げを計画してお り、人工衛星をより大きなサイズにするとともに、先週の爆発で失われ た機器の機能も拡充する予定。同社にはブランソン氏も出資している。

同社は、水や鉄、ニッケル、プラチナなどを、地球と同じように太 陽の周りを回る約4800万キロ離れた小惑星で採掘することを目標として いる。レウィッキ氏によれば、10年以内に水を生産する計画だ。

原題:Spacecraft Failures Won’t Deter First Steps to Mining Asteroids(抜粋)

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