伊藤忠:米シェールさらなる減損可能性、石炭などは兆候なし

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伊藤忠商事の関忠行最高財務責任者 (CFO)は5日の決算会見で、2014年4-9月期に米シェールオイ ル・ガス開発事業で減損損失50億円を計上したと述べた。未開発鉱区を 再評価した結果の損失計上といい、さらなる減損計上についても「今後 の採掘結果を見て開発計画の見直しがあれば、可能性は全く否定できる ものではない」との認識を示した。

減損を計上したのは米プライベートエクイティ投資会社KKRと共 同で11年に買収した油ガス開発会社の米サムソンが手掛ける事業。伊藤 忠は同事業でこれまでに合計で約620億円の減損を計上している。米国 でのシェール事業をめぐっては住友商事も4-9月期に約1500億円の減 損損失を計上している。

一方、関CFOは市況が低迷している石炭や鉄鉱石事業については 「足元の弱含んでいる価格を反映させて減損テストを行っているが、現 状では減損の兆候はない」とした。

同日発表した14年4-9月期の連結純利益(国際会計基準)は前年 同期比1.1%増の1522億円だった。機械部門や住生活情報部門など非資 源事業で利益を伸ばした。非資源分野の純利益1227億円は上期としては 過去最高となった。15年3月期の純利益予想は前期比22%増の3000億円 と、期初予想を据え置いた。

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