ユーロ圏:10月製造業・サービス業、あまり拡大せず-デフレ脅威

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ユーロ圏の10月の製造業とサービス 業活動は当初見積もりほど拡大しなかった。デフレリスクが現実となる 状況に近づいていることが示された。

マークイット・エコノミクスが5日発表したサービス業と製造業 を合わせた10月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)改定値は52.1 と、同月23日発表の速報値(52.2)から下方修正された。9月の52.0は 上回った。

同時に発表された10月のサービス業PMI改定値は52.3と、これも 速報値(52.4)を下回った。前月は52.4。両指数は50が活動拡大・縮小 の分かれ目。

欧州中央銀行(ECB)は銀行システムにマネーを注入しインフレ 率を押し上げようとしているが、その水準は昨年初め以来、中銀の目安 を下回っている。製造業とサービス業のPMI指数が示すのは活動拡大 が辛うじてある状況で、ECBにはユーロ圏のデフレ回避に向け追加措 置を講じるよう求める圧力がかかる。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は 「今月のデータは見通しを暗くし、そこで描かれるのは経済が弱々し く、回復よりも悪化に転じる公算が大きい状況だ」と指摘。「スタグネ ーションと高まるデフレリスクを合わせた脅威がECBに需要喚起のた めの追加措置を迫る圧力を高め、本格的な量的緩和(QE)を求める声 が強まる」と語った。

同社によれば、PMIデータは10-12月(第4四半期)の域内成長 率が0.2%となり、雇用者数が約1年ぶりに減少することを示唆する。 これは「成長ペースが向こう数カ月で悪化するかもしれないことを示し ている」と、ウィリアムソン氏が説明した。

原題:Euro Area Limping Toward Deflation Fuels QE Calls as ECB Meets(抜粋)

--取材協力:Mark Evans、Ainhoa Goyeneche、Kristian Siedenburg.

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